看護師が転職するのにおすすめの月

春

4月は多くの新人看護師が入職する時期です。そのため、一緒に研修を受けられる可能性が高いでしょう。十分な教育を受けた上で現場に出たいという看護師にとっておすすめの時期です。
5月に転職するのはあまりおすすめできません。4月に多くの新人看護師や転職者が入職して研修をしている時期であることに加えて、患者さんが増える時期でもあります。ただし、公立医療機関はこの頃から採用活動が始まるので、公立病院などへの転職を考えている看護師はしっかり準備を進めていきましょう。
6月は希望に合う求人が見つけられたなら転職におすすめの時期です。研修がひと段落し、転職者へのフォロー体制が整っています。

夏

7月は転職するのにおすすめの時期です。6月にボーナスを受け取り、退職する看護師が増えます。そのため、多くの求人が市場に出回ります。
8月はおすすめできません。夏季休暇を取得する看護師が多いので、現場は人手不足です。また、患者さんも増える傾向にあるので多忙を極めます。
9月は経験を積んだ看護師が転職するのに最もおすすめの時期です。年度後期に向けた人員強化が行われるため、即戦力の人材を募集しています。高待遇で迎え入れてくれる職場を見つけやすいでしょう。

秋

10月は転職するのにおすすめの時期です。人事異動が発生する時期なので、転職者も研修を受けやすいでしょう。また、年末の繁忙期に向けて求人の数も増えていきます。
11月は、10月に異動・入職したスタッフへの研修がすでに始まっている時期なのであまりおすすめできません。一方で、求人の数が増えてくるので転職活動を始める時期としてはおすすめです。4月に転職したいと考えている看護師は、この頃から転職活動を本格化していきましょう。
12月は繁忙期なので、転職する時期としてはおすすめできません。病院側も多忙なので、積極的に採用活動をしているところは少ないでしょう。

冬

1月に転職するのはおすすめできません。患者さんが集中し、ほとんどの職場は繁忙期です。そのため、この時期に転職すると十分な教育を受けることができません。職場に馴染む時間をしっかり確保したい人は絶対に避けましょう。ただし、求人の数が増えてくる時期ではあるので、後の転職に備えて求人をチェックしておくのはおすすめです。
2月は狙い目の時期です。繁忙期が落ち着き業務に余裕があるため、転職してきた看護師に対するフォロー体制が整っています。また、求人の数も増加傾向にあります。
3月に転職するのは避けてください。年度末なので、退職する看護師が最も多い時期となります。そのため、ほとんどの職場は人手不足であり、多忙を極めます。3月に転職してしまうと、十分な教育が受けられず職場に馴染む時間がありません。また、3月になると求人の数も減るため、転職活動を始める時期としては最悪です。